こんにちは、からだはーぶ八王子店永田です。

色々と御縁を頂いて、多摩大学の脳波研究に関わらせていただくことになりました。

元々はお茶やお香の脳波への影響を調べる実験だったらしいのですが、そこにプラスして鍼やマッサージの脳波への影響も実験していただけることになりました。

4/12（水）に1回目の実験に行ってきたので、今回はその様子をお届けしたいと思います。

脳波計測は頭から微妙に漏れてくる、電気的変化を電極で拾い行います。
その為の電極の付いた頭巾のような機械を頭に被り測定を行います。
写真は電気の流れを良くするために、ジェルを頭皮と機械の間に流しいれているところです。
写真奥で注射器を用いジェルを流しいれているのが、脳波研究の良峯先生。
写真手前で機械をかぶっているのが、今回の被験者の増田先生です。

脳波はモニターにこのような形で映し出されます。
先ほどの写真にも写ってた良峯教授が解説してくれています。
超大雑把に説明すると脳波はサーモグラフィーのように、色で映し出されて緑色が一番よくて赤→白に行くほど平均の数値より乖離してる（悪い状態）みたいです。

鍼を打つ様子
結構緊張しています。
手が震えてオート雀啄法になっていたかもしれません。
※雀啄法＝すずめがついばむように鍼を刺した後上下にピストン運動を加える技術

鍼を打つ様子２
脳への影響を鑑みて、反応が出そうな首元に鍼を打っている様子です。
先ほどと被験者が変わり女性の田中先生に鍼を打っています。
効果の違いに性差や年齢差があるのかも興味深いですね。

鍼だけでなくマッサージも施しているところです。

脳波で疲労度が色濃く出てたので、しっかりとほぐしています。

おまけで私の脳波も見てもらえました😊

髪の弾力が強く中々電極が頭に密着しません😔

私の脳波がこんな感じ。

緑色ばかり、、、つまり健康ってことらしいです。

免疫が高く、環境の変化にも強いらしいです。ﾜｰｲ





脳波と鍼灸を絡めるのは非常に面白い試みで、この研究に携われるのを大変うれしく思います。
鍼灸学会の論文にも過去をさかのぼると、脳波と鍼灸を絡めた実験を行っていたようです。
論文を読むのも立派な勉強になりますが、実際に自分で見て体験することで知見を広め自分のものにできればと思います。

ゆくゆくはてんかんや鬱など脳波に出てくるような症状に対し、効果的なアプローチ法などが見つかれば面白いですね(^^)

#脳波#多摩大学#鍼灸