2022.03.19
こんにちは、最近運動不足気味の永田です。
野球界の王貞治然り、サッカー界のメッシ然り、どの業界にもレジェンドと呼ばれる偉人たちが存在します。
そんなレジェンドが、鍼灸師の世界にも存在するのはご存知ですか?
それが、杉山和一です。
僕が生まれる300年前くらい前(江戸時代)に亡くなられている方なので、歴史上の人物と呼べる位置づけなのですが、おそらくほとんどの人がしらないでしょうし、僕も歴史の授業で名前を聞いた記憶はありません。
ただ、鍼灸師で知らない人はいないってレベルで功績を残した人物でもありますので、今回は彼の偉業をいくつかご紹介しましょう。
1.鍼が痛くないのは杉山和一のおかげ??
もしあなたが鍼を受けた経験があって、「あれ?想像してたほど痛くないぞ」と感じたことがあるならば、それは杉山和一のおかげかもしれません。
鍼を刺す時に一番痛みを感じやすいタイミングが、鍼が皮膚の表面を突き破る時なのですが、それを感じにくくする方法の一つに菅鍼法※1(かんしんほう)というものがあります。
その管鍼法の発案者が杉山和一なのです。
管鍼法とは、簡単に言えば細い管(鍼管※2)に鍼を入れ上に飛び出た部分を叩いて入れることで、鍼が刺さった時の痛みを感じにくくしてくれるものです。
鍼より太い鍼管が皮膚に押し付けられているのでそれより細い鍼が入ってきても人間の脳はその刺激に気付けないわけです。
※1 管鍼法 鍼管から飛び出た部分を叩いて皮膚に鍼を挿入します
※2 上の図の色のついた管が鍼管。鍼の太さによって色分けされています
ちなみに和一は、修行の帰りに石につまずき転んで、身体に竹の筒に入った松葉が刺さったにもかかわらず痛くなかったことから、管鍼法を思いついたという説があります。
2. 将軍の治療を行っていた
犬将軍こと、徳川家5代目将軍綱吉の治療を行っていたそうです。
そしてその熱心な治療が認められ、綱吉に何か欲しいものはないかと尋ねられた際に、「一つでいいから目が欲しい」と答えたそうです。
※和一は幼少期に病気で失明しています。
これに対し綱吉は、さすがに目を見えるようにしてやることは不可能なので、その代わりに本所一つ目(現在でいう東京都墨田区)に土地を与えたという小洒落た逸話があります。
洒落のセンスも器の大きさもさすが将軍です。
僕だったら恐らく代わりに目玉焼きをあげるとかいってぶん殴られてそうです。
3.盲人教育の先駆者
先述で綱吉から拝領した一つ目の土地に、鍼治療の学問所を作り盲人(目の見えない人)に特別教育を行いました。
これは世界でも初めての盲人教育だったそうです。
今でも、鍼灸やあんまマッサージが目の見えない人でも取れる資格になっているのは、彼のおかげなのかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?
日本で鍼のお世話になったことがある人なら、必ずと言っていいほど間接的に杉山和一の恩恵を受けているというのが分かっていただけましたかでしょうか。
一般的に目が見えないというのは大きなハンディキャップになるかと思いますが、それにもめげず大きな功績を残した杉山和一。
彼のこの転んでもただでは起きない精神は、我々も見習わないといけないかもしれませんね。
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