2022.03.31
こんにちは、ボクサーでもないのにボクサーブリーフ派。永田です。
コロナウイルスが猛威を奮っていますね。
もうコロナが出始めてからそれなりの年数が経ってるのに、まだ収まる気配が見えません。
残念ながら、人が亡くなられる事例もまだまだあるようです。
日本人の成人の平均身長は男性で約172cm、女性で約160cm弱あるそうですが、0.1μm(1メートルの1000万分の1)ぐらいのサイズしかないウイルスに生命を脅かされるのだから恐ろしいですね。
だけど我々の体も負けてはいません。
ただ無抵抗に大切なからだをウイルスに蹂躙されるわけではないのです。
私たちの身体にも自衛隊が存在します。
それが免疫です。
今回はそんな免疫についてのお話になります。
#1免疫ってなにさ?
免疫とは、体内で発生した癌細胞や外部から入ってきたウイルスや細菌などに対して、撃退するヒトのカラダが本来持つ自己防衛システムのことです。
実は若い人でも、人間の身体の中では毎日の様に癌細胞は作られていますし、外に出ればコロナに関わらず多くの細菌やウイルスがウヨウヨしています。
これではすぐ何らかの病気になってしまいそうですが、多くの人は、特別常に病気にかかっているわけではないですよね?
これは免疫が働いて、そいつらを退治しているからです。
そして免疫力は人によって個人差があります。
同じ空間にいたのに、感染した人としない人がそれぞれ出てくるのは、個々人の免疫力に差があるのも原因の一つではないでしょうか?
#2こんな人は要注意!免疫が低下しがちな人
・激しい運動をする人
・高齢者・乳幼児・妊婦さんなど
・睡眠不足な人
・不規則な生活をしがちな人
・ストレスを受けている人
・栄養が偏りがちな人
上記に心当たりのある方は特に注意しましょう。
・激しい運動をする人
運動なんて体に良さそうやんけ!と思いましたか?その通りです。
適度な運動は免疫機能を促進させますが、運動強度が強すぎると抗体の分泌が減少し免疫機能は低下します。
意外に思うかもしれませんが、ボディービルダーは体調を崩しやすいそうです。
実は私も本気を出せばボディービルダーのようにムキムキなのですが、免疫力を維持させるために今の体型に甘んじています。
・高齢者・乳幼児・妊婦さんなど
コレは報道されている通りなのでなんとなくイメージが湧くかと思いますが、高齢者の方は免疫が年々退化していき、赤ん坊はまだ免疫機能が完全に出来上がっておりません。
妊婦さんは免疫が強いと、お腹の中の赤ちゃんを“異物”とみなし免疫機能が攻撃しかねない為、一時的に免疫力は低下します。
・不規則な生活をしがちな人(睡眠不足・栄養が偏りがちな人)
免疫に限った話じゃ無いですが食事が偏っていたり、睡眠が不足していると細胞を作る材料が不足したり細胞が上手に働かなかったりします。
夜遅くまでスマホをいじったりして無いですか?
僕はしがちです、気をつけます。
・ストレスを受けている人
持続的な強いストレスを受けると、脳が反応しステロイドホルモンや神経伝達物質が分泌され免疫細胞の働きを低下させる事が動物実験で実証されているそうです。
カナダの生理学者ハンス・セリエ博士は『ストレスは人生のスパイスである』と言いました。
確かに適度なスパイスは料理を美味しくしますが、入れ過ぎると食べられたものじゃありません。
ストレスも運動と一緒で適度が良いみたいです。
#3免疫の仕組み
免疫には大きく分けて、免疫自然と獲得免疫に大別されます。
基本的には、体内に侵入した異物に対しまず自然免疫が働き、それでも手に負えない場合は獲得免疫が出動するという、二段構えの構図で私たちの体を守ってくれています。
・自然免疫
体内に異物が侵入した際に、初期段階で動く防衛線になります。
自然免疫による攻撃方法は主に二つ。
1.食細胞による貪食。(文字通り病原体を食べ(取り込んで)処理します)
(こんなイメージ??)
2.抗原分子が直接病原体を攻撃、穴を開ける、融解するなどし、処理
但し、コレらで全ての病原菌を処理できるわけではありません。
強力な奴らは、コレでも生き残ってしまいます。
そこで、次に獲得免疫の出番が来る訳です。