2022.05.01
こんにちは、永田です。
基礎は何事においても大事なもので、それはどんな職業にも当てはまると思います。
プロ野球選手も子供の頃はいきなりホームラン打つ練習はせずに、恐らく素振りやキャッチボールなどの基礎の部分から練習を始めてることでしょう。
ところで鍼灸師においてその素振りやキャッチボールに当たるものが何かわかりますか?
鍼灸の学校でもいきなり人の体に鍼を打ったりするわけではありません。
じゃあ動物に打つのかって?
いいえそれも違います。
正解は...
片手挿管です
???
いきなりよくわからない言葉が出てきました。"かたてそうかん"と読みます。恐らく初耳の人がほとんどかと思います。
拳銃とかで例えると弾を装填するイメージですかね?
鍼管(画像左)に鍼(画像右)を入れてすぐに体に打てる状態に持ってくことを言います
この状態から...
↓ ↓ ↓ ↓
この状態に持っていくわけです
(※黒いのはちぢれた毛じゃないですよ。鍼が見辛かったので上から描いてあります)
鍼のパッケージングは大まかに2種類あって写真左の物は既に鍼が鍼管にセットされてるので必要ありませんが、右の物は鍼4本と鍼管が別々なので一本一本打つたびに鍼を鍼管にセットしなければいけません。
そこで必要になってくるのが片手挿管なんです。
ちなみに両手挿管もありますが、美容鍼や体全体に打つ場合など片手挿管の方がよりスムーズに行えるんです。
何本も受けたことある方ならわかるかもしれませんが、結構ポンポンと鍼を打たれると思うのですが見えないとこではこんなことが行われていたわけです。
大体こんな順序でやってます
図じゃ分かりにくいかもなのでインスタに動画を載っけたので気になる方は見てみて下さい
https://www.instagram.com/reel/CdAA9wtJKsI/?utm_source=ig_web_copy_link
ぱっと見何が行われてるかわかんないんじゃないでしょうか?
これだけはマジシャンにも劣らない早業が出来るんです
鍼灸の学校の一年生ちょうどこの時期ぐらいにこの片手挿管の猛練習をします。
確か実技のテストで一分間に10〜15回以上出来ないと合格点は貰えなかった記憶があります
これ、見た目より随分難しいのでもしおうちに鍼管と鍼があれば試しにやってみてください(笑)